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コラム

しっとり?ホクホク?種類豊富なさつまいもの特徴とおすすめの食べ方

秋の味覚のひとつにさつまいもがありますね。

さつまいもにはたくさんの種類があり、国内では60種類以上の品種があるといわれています。

ホクホク系やねっとり系、品種によって味の個性はさまざまです。

今回はさつまいもの代表的な品種と味の特徴を紹介していきますので、ぜひ秋の味覚を楽しむヒントにしてみてください。

昔ながらの魅力、ホクホク系さつまいも

昔ながらの焼き芋が好きな人におすすめなのが、ホクホク系のさつまいもです。

水分量が少なくサラサラとした舌触りが特徴で、人気の品種には「べにあずま」や「鳴門金時」などがあります。

食べ方は焼き芋や蒸し芋が定番ですが、冷めると味が落ちてしまうのが難点です。

ホクホク系さつまいもは、大学芋や天ぷらなどおかず系の料理にも向いています。

さつまいものおいしい焼き方

さつまいもは、中心部が70℃程度になるように、低温でじっくり時間をかけて焼くことで甘みが引き出されます。

ご家庭のオーブントースターでは次のように試してみてください。

1.さつまいもを洗い、竹串などで数か所穴を空ける。

2.アルミホイルで1本ずつ包む。

3.160~180℃の低温で約90分焼く。

まるでスイーツ、ねっとり系さつまいも

近年ブームになっているねっとり系のさつまいもは、糖度が高くクリーミーな食感が魅力です。

焼き芋にすると甘い蜜が溢れる様子から「蜜芋」とも呼ばれています。

「安納芋」はねっとり系ブームの火つけ役にもなった、甘いさつまいもの代表格です。

焼くと糖度が40度以上にもなり、まるで天然のスイーツのよう。

焼き芋にした場合はスプーンですくって食べるのもおすすめです。

「シルクスイート」は、シルク(絹)のようななめらかな舌触りが特徴。

まだ流通量が多くない品種なので、見つけたらぜひ手に入れてみてください。

充分な甘みを味わうため、秋口に手に入れたものは2ヶ月程度寝かせ熟成させるのがおすすめです。

目で見て楽しい、カラフルさつまいも

切ったときの中身が紫色やオレンジ色をしたカラフルなさつまいももあります。

サラダやスイーツなどに使うと、お料理が色鮮やかに決まりますよ。

紫色のさつまいも

紫色のさつまいもは、タルトなどのお菓子によく利用されています。

通常のさつまいもと比べると甘みが少ないのが特徴ですが、紫芋の中でも「パープルスイートロード」「種子島紫」は甘みがあり、焼き芋やスイートポテトとして楽しめます。

紫色を生かしたスイーツやペースト、ポタージュなどがおすすめの調理方法です。

オレンジ色のさつまいも

「あやこまち」「ハロウィンスイート」など、中身がオレンジ色をしたさつまいももあります。

薄いオレンジ色の果肉は、加熱することでより色鮮やかになります。

焼き芋のほか、スイーツに使うのも彩り豊かでおすすめです。

オレンジ色になる理由は、緑黄色野菜にも含まれるβ-カロテンが豊富に含まれているためです。

β-カロテンには抗酸化作用や免疫を活性化する作用があり、美肌効果も期待できます。

お気に入りのさつまいもを見つけてみよう

気になるさつまいもはありましたか?

色々な種類のさつまいもを知れば、秋の楽しみもさらに広がりますね。

お買い物でさつまいもを見かけたら、ぜひ今回の記事で紹介した品種を意識して、色々な味にトライしてみてください。