「SNSに料理の写真をアップしたいけど、いまいちおしゃれに撮れない」そんなふうに感じていませんか?
料理をおいしく楽しむには、「見た目」も重要な要素ですよね。
料理の見た目を良くするには「彩り」「高さ」「バランス」が重要な要素です。
今回は、いつもの料理をもっとおいしく見せる、盛りつけのポイントを紹介していきます。
彩りは基本の5色使いを押さえて
和食の基本の色づかいとして「青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)」というものがあります。
青・黄・赤・白・黒の5色をバランスよく取り入れることで、料理がとても美しく見えるといわれています。
「青」の食べ物はピンとこないかもしれませんが、これは「緑」を「青」と呼ぶこともあった名残です。
「緑」の野菜類に置き換えて考えてみてください。
彩りを考えると、緑色の野菜の加熱しすぎには注意です。
また「黒」の代用として、「紫」を使用するのも一般的です。
黒い食材がない時には黒いお皿を使用するのもよいでしょう。
食材を目立たせる補色・コントラストでメリハリを
補色とは、色相環で正反対に位置する関係の色のことです。
お互いの色同士を鮮明に引き立てる、非常に調和が取れた関係です。
もっとも代表的なのは、クリスマスカラーの「赤と緑」ですね。
お刺身に添えられたシソの葉も、この補色の関係になります。
例えばグリーンサラダにトマトを加えることで、葉物野菜の緑とトマトの赤がお互いを引き立て、よりおいしく見えるのです。
食器と食材のコントラストを意識するのも効果的です。
例えば濃い色の料理には白い皿を使うことでメリハリが生まれますよ。
高さを出して立体的に
盛り付けに高低差をつけるのもポイントの一つです。
パスタは山状ににこんもりと盛りつけると、お皿全体が美しく見えます。
頂点にパセリ、唐辛子、小ネギなどワンポイントを添えるのも効果的です。
和食では、お刺身のつまを土台にして盛り付けることで高低差が生まれ、美しくなります。
小皿に盛り付けをするときも「山」を意識すると、きれいにまとまりますよ。
お皿の余白とバランスを考える
器に料理を盛り付けすぎないことも重要です。
料理7:余白3の比率を意識すると、バランスよく仕上がります。
余白が少なければダイナミックでボリューム感がある印象に、余白が多ければ高級感のある上品な印象になります。
器の選び方にもコツがあります。
四角い器に丸い食材、丸いお皿に四角く盛り付けるなど、あえて変化をつけることでバランスが引き立ちます。
和菓子やスイーツの盛り付けに懐紙やペーパーナプキンを使うことがありますが、丸いお皿に四角を取り入れることで、簡単に見栄えがアップしますよ。
盛り付けテクニックで料理をワンランクアップ
料理をおいしく見せるための盛り付けのコツを紹介してきました。
普段から意識することで、どんどんセンスが磨かれてくると思います。
ぜひ今回紹介したポイントを参考に、料理をよりおいしく楽しんでみてください。